細部

@Chums_of_Chance

「内田彩 Halloween Night 2014 〜昼からだけど〜」に行ってきた

この日ほど、自分が女の子でないことを悔やんだ日はかつてなかった。

昼からハロウィン・ナイト

10月19日に、うっちーこと内田彩さん個人でのイベント「内田彩 Halloween Night 2014 〜昼からだけど〜」へ、3部共に遊びにいってきた。会場はラフォーレ原宿のなかのラフォーレミュージアム

行かなかった人にはなんにも伝わらない感想を端的に言うと「最高」で、もうちょっとわかりやすく言うと「素晴らしい」。 帰ってからはしばらく眠れなかった。

イベントの内容は次のとおり。

  • うっちーによる絵本の朗読劇
  • うっちーによる質問お答えコーナー
  • うっちーによる観客のやってほしいことをやるぞコーナー
  • うっちーによる2015年カレンダー & Other Cuts フォトブック・メイキング・ムービー上映
  • うっちーによる会場お菓子配り
  • うっちーによる大抽選会
  • うっちーによるLIVE
  • うっちーによるお菓子のお渡し会

とにかく内田さん尽くしだったということがわかる。

絵本読む

朗読劇は、3部とも本が異なっていた。具体的には、次のツイートに挙げられた本を、うっちーがその声優としてのスキルを存分に発揮して朗読してくれた。キャラクターの声の使い分けや抑揚の付け方など、プロフェッショナルはやっぱすごいなと感じた。

個人的には、1部の作品が一番面白かった。キャラクターもわりと多様で、かつ適度な数が登場したので、うっちーの演技力が最もわかりやすかったような気がする。まだ第1部で、僕の脳が若干機能していたから、絵本のストーリーを理解できたのかもしれない。

無茶振る

次の「質問お答えコーナー」と「やってほしいことやるぞコーナー」は、会場の観客からそれぞれ事前にアンケートを募り、そこからうっちーが回答&成就させていく方式。うっちーは素晴らしい声優さんなので、観客のリクエストに真摯に応えて、反復横跳びしてくれたり、ジャック・オ・ランタンの変顔してくれたり、経を諳んじたりと、声優としてのスキルをここでも思う存分に活かして楽しませてくれた。

観客の質問やリクエストは、面白いのが結構あって、これは自分のハガキ職人スキルをもっと磨かなくてはと天に誓った。

できる

カレンダー&フォトブックのメイキングムービーのコーナーでは、NHKの某番組をパロディしたと思われる「プロシューティングX」?が上映された。

このムービーは、メイキングの一日を追いかけつつ、うっちーが「1日あれば実がなるハイテクかぼちゃ」を栽培する様子も収めたドキュメンタリーだ。でも現実には、「1日で実がなるかぼちゃ」というのは存在しないらしい。ただ僕は純粋なので、「最近の品種改良されたかぼちゃは一日で育つんだ! 培養土も進化してる。超スゲェ!」と2部くらいまで普通に思っていたし、それもこれもこのどちゃかわドキュメンタリー作品が全部悪い。怒ってるゾぉ!*1

ちなみにカレンダー&フォトブックはそりゃもうめちゃめちゃ良いから、持ってない人は一生後悔すると思う。僕のお気に入りは、表紙を開けてすぐのお写真と、あと全部です。

お菓子配る

お菓子配りコーナーでは、うっちーが会場をまわって観客にキャンディを投げた。成田山の節分のお祭りをイメージするとよいかもしれない。

エントリー冒頭の“悔しさ”はここでだった。すなわち、うっちーは女の子が好きなので、女の子は優先的にお菓子を手渡ししてもらえるのだ。両性の本質的平等とは。男女共同参画社会とは。Gender equalityとは。しかし、「性別の壁は超えられない(by 内田彩さん)」らしい。僕も来世では、女の子の端くれとして生まれて、うっちーにお菓子を手渡ししてもらいたい。ちなみに撒かれたキャンディは必死にいくつかゲットした。嬉しい。

くじ引く

大抽選会は、先のメイキングで栽培されたハイテクかぼちゃを始めとする、ムービー登場のグッズを抽選でプレゼントするというコーナーだった。あわせて、チェインクロニクルとコラボしたうまい棒や、あいまいみーのクリアファイルにそれぞれサインが書かれたものも、粗品として抽選された。参加券の切れ端をうっちーが引いて、当たった人はなんとうっちーから直接お渡ししてもらえる。

僕は前世で徳を積んでこなかったので、こういう抽選イベントで当たったことが一度もない。今回も当たらなかった。風水でもやって運気上げたほうがいいかもしれない。

歌う

最後にLIVEがあった。今回うっちーが歌ったのは、3部とも共通で、11月に出るアルバムから「アップルミント」「Sweet Rain」「ドーナツ」の3曲。このイベントでLIVEがあるとは思っていなかったから、光る棒とか持っていなかった。第1部で観客が曲に合わせてジャンプしたらラフォーレから苦情が来た、というのには笑った(それゆえ第2, 3部はジャンプは禁止に)

また、曲の合間に、うっちーが今の思いを少し話してくれた。「こういうアットホームなイベントまたやりたいね」ということや、応援してくれるファンの方々について、そしてアーティスト活動への思いなどを語るうっちー。僕が心で泣いていたことは言うまでもありません。

手渡す

会場から出ていくときに、うっちーがお菓子を手渡ししてくれるという、ミニお渡し会があった。これまでのイベント内容でも満足なのに、さらにお渡し会まで付けてくれる。これがホスピタリティかと感じた。かわいい衣装も間近で見られたし、お話もできた。「朗読劇、楽しかったです」とか「今日ほど女の子じゃないの悔しい日はないです」とか「貢ぎ物持ってきたので落ち着いたら読んでください!」みたいなことを言ったかと思う。もっと上手く喋れたらよかったのに。

おみやげ

とても自由で、盛りだくさんのイベントだった。楽しかったし、参加できて本当に良かった。またこういうイベントがあるといいなと思う。どうもありがとうございました。

もう一回言うけどカレンダーとフォトブックめっちゃ良いです。

*1:あのムービーほしい。