「内田彩 2nd LIVE 追加公演 ～ずっと前から始まっていた～」に行ってきた！（その1）
本公演の前に追加公演をやってしまうという、ご本人曰く「問題のライブ*1」。そんな「内田彩 2nd LIVE 追加公演 ～ずっと前から始まっていた～」に行ってきたので感想を書いた。日は2015年11月23日（月・祝）、場所はTOKYO DOME CITY HALL。追加公演と銘打たれてはいるが、位置づけとしては、12月5日の 2nd LIVE 本公演に向けての「準備運動」であり、1st LIVE と 2nd LIVE とをつなぐ、「1.5th LIVE」である。
1.5th LIVE であることは、今回のライブ・パンフレットにも現れている。「アップルミントの妖精*2」を鍵にしたストーリー仕立てになっていて、1stライブを受けて、このライブが2ndライブへの橋渡しをすることを表現している。まずこのパンフレットが面白いなと思った。お写真も魅力的ながら、こんなふうに物語性があるのが、エンタテインメント性を感じられて良い。
1.5th LIVE スタート!
ライブは、この追加公演をイメージしたひとつのムービーから始まった。『アップルミント』で蒔いた種が芽を出し、枝を伸ばし、咲き誇る花となって成長することを表現したもの。これは内田さんが、ライブの3日ほど前に、例の不思議なジェスチャーをもとにイメージを伝えて、作成してもらったとのこと*3。
開幕は「Go! My Cruising!」
ライブのイメージムービーが終わった直後、そのムービーが映っていたスクリーンが上がって、「Go! My Cruising!」のイントロと共に内田さんが登場。開幕曲、僕は単純なので普通に「アップルミント」だと思っていたけど、そういう無難な予想を裏切って、テンションを一気に上げてくれるナンバーからスタートした。続く「Breezin’」も、1stアルバムの盛り上げ担当と言えるようなアップテンポな一曲。今回は無事に歌いきりました……！ さらに、軽快で爽やかな「スニーカーフューチャーガール」と来て、4曲目の「Let it shine」は、今回のライブが初披露。「初披露曲はやらないよ～」みたいな話をどこかでしていたと思ったから、イントロが流れてきたときは、ちょっとびっくりして固まった。ライブでこの曲を聴くのがずっと楽しみでした。しかも今回は最初から生バンド！
MCでは、会場のTOKYO DOME CITY HALL（TDCH）についてコメント。「TDCHは、ラブライブ! のニューイヤーライブ（2013年1月）で立ったことがあるけれど、そのときのことは、実はよく覚えていない。でも当時は、TDCHってもっと大きかったような気がして、そのときに比べると、今日は皆と距離が近く感じられる。これも3年間の成長の成果かな？」といったことを話していた（はず*4）。
しっとり系 → かっこいい系
続く曲は、1st LIVEでも披露した「ハルカカナタ」。しっとりと聴かせるバラードで、ホールがオレンジのペンライト一色に染まる。直後のMCでは、お衣装について触れ、「回って～！」という会場の声に、渋りながらも、てけてけとその場で一回転。遠くからでも娘を見守る母をイメージしたこの曲にあわせて、「回るだけで褒めてもらえるなんて、娘として誇らしい」と一言。さらに、「1stライブの前日は一人焼肉をしたが、今回の追加公演の前は、お母さんと一緒に焼肉を食べにいった」「だから頑張れる」ともおっしゃっていた。
MCの後は、ステージにマイクスタンドが現れての「ONE WAY」、そして「最後の花火」「Like a Bird」と、かっこいい系の曲が3つ。「Like a Bird」を歌い終えたあと、「満足した～！ もう帰っていい～？」とおっしゃっていたけれど、Like a Birdは本当にかっこよかった。緩急のある楽曲にバンドサウンドが最高に映えるし、「シリアス・ロック」というイメージに違わない、内田さんの声や歌い方も素晴らしいと思った。かと思えば、「いつも、ニコ生とかだとバカっぽいことばかり言ってるけど、かっこよかったー？」ともおどけておっしゃっていて、こういう硬軟のギャップも魅力だと改めて思うなどした。
さらに、「Growing Going」「ドーナツ」とアッパーチューンが続く。いわゆるタオル曲である「Growing Going」の前には、恒例のタオル回しレクチャー*5。「ドーナツ」は『アップルミント』最後の曲で、1stライブでも本編締めくくりの曲だったから、この曲を聴くとなんとなく一区切りというイメージがある。
（後半へ続く。）
*1:ラジオ「内田さんと浅倉さん」より。
*2:パンフレットでは「The fairy of the Apple Mint」と表記。
*3:ムービーのBGMも専用に作ったものなのでしょうか。この開幕映像がもう一度観たい。
*4:以下、内田さんのコメントは大意です。僕の記憶違いもあるかと思うので、明らかに間違っていたり、あるいは正確な表現を覚えていたら、ぜひ教えてください。
*5:ちなみに「Growing Going」のタオル回しは、シンプルな4フェーズ。①サビに入るところの「Growing」でタオルを持った腕を上げて、「Go」「ing」で腕を素早くプッシュアップ各1回ずつ。②「走れ、願いのスピードで～」から、曲に合わせて、軽快にタオルを回す。③「"必要"だけじゃ描けない」以降は、曲に合わせてプッシュアップ（曲に合わせてやると計12回になる）。④サビの最後の「先へ行こう～」で突き上げた後、タオルを上でくるくるくる～と回す。
